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株式会社ライズ広告社

  • 広告業

広告会社として、マスメディアやウェブプロモーションといった幅広い範囲で効果的な広告配信のサービスをクライアントに提供しているライズ広告社様。クライアントへのウェブ広告への1つの提案として「どこどこad」を利用していただけているということで、今回は営業推進局の宮崎様に「どこどこad」の活用方法やサービスへのご要望などをお聞きしました。

最初に御社で広告配信を活用している事業内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

宮崎様:弊社は大阪と東京に支社を持つ広告代理店でして、クライアント様のウェブ広告をはじめとしたプロモーションのお手伝いをさせていただいています。

「どこどこad」がどのように御社の事業に関わっているかを教えていただけますでしょうか。

宮崎様:「どこどこad」の中では主にBtoBターゲティングがクライアント様の課題解決に役立っているので利用しています。法人向けのウェブ広告で提案させていただいている形ですね。

ありがとうございます。
それでは「どこどこad」というサービスをどのような経緯で知ったのかお伺いできますでしょうか。

宮崎様:確か2018年にGolocation Technologyさんのセミナーが今の御社の大阪オフィスの建物でありまして、そこに私が参加して当時の担当の方と名刺交換をして・・・というのがきっかけになります。

弊社が大阪で開催したセミナーに参加した際に弊社の担当者とコンタクトをとっていただいて、サービスを知っていただいたという形ですね。

宮崎様:そうですね。

ありがとうございます。2018年の9月に登録されているというのはこちらでも確認させていただきました。

宮崎様:当たっていたようでよかったです。

サービスを知ってから実際にご利用まで至った決め手は何だったのでしょうか?

宮崎様:コスト面でハードルが低かったというのと、やはりBtoBで広告を出稿するにあたって「どこどこad」はすごくオリジナリティー、独自性があったので提案しやすかったですね。

ターゲティング条件が細分化されているところに魅力を感じていただいて、ご利用に至ったという感じでしょうか?

宮崎様:そうですね。

ライズ広告者様のほうで「どこどこad」をお客様にご提案いただいていると思いますが、お客様へどのように「どこどこad」を紹介されているでしょうか?

宮崎様:先ほどと重複してしまいますが、業種や事業規模でターゲティングできるということを分かりやすく説明して、それで(お客様が)価値を感じられたらそのまま広告配信する様な流れですね。

「どこどこad」のターゲティング条件をお客様にご覧いただき、それで魅力を感じていただいたら実際に広告配信でご利用いただく流れでしょうか。

宮崎様:そうですね。実際に「どこどこad」の資料で、どういうセグメントでできるかというのをご覧いただきながら提案していますね。

「どこどこad」の魅力として業種等が細分化されていて、柔軟なターゲティングができるところを取り上げていただきましたが、そのほかに御社で「どこどこad」の特徴や魅力だと思う部分もありましたら教えていただけますと幸いです。

宮崎様:実際に使ってみての感想ですが、管理画面はシンプルなのであまり困ることはないなと思っています。あとは実際に配信先の企業名が確認できるというところも参考になるので魅力に感じています。本来であればもう少し予算を入れて、インプレッション数やクリック数をもう少し母数として出せたらもっと検証しやすいかなと思ってはいます。

ありがとうございます。
御社のお客様で実際にご利用いただいているところも何社かあると思いますが、例えばLPからの流入などに変化があったなど、配信後の状況に何か特徴がありましたらお伺いできますでしょうか?

宮崎様:「どこどこad」を配信に加えて他のプロモーション、他の広告をオンライン・オフライン問わず同時並行で出しているのでなかなか検証しづらいところはあるのですが、例えばGoogle Analytics用にLPのURLのパラメータを「どこどこad」専用のものをのせているのですが、他の手法よりも滞在時間が長かったり、直帰率が低かったりするという傾向があったことはあります。

なるほど、ターゲットを絞ってアプローチしているので、実際にマッチするお客様の目に留まって滞在時間が長くなっているという感じですか?

宮崎様:そうですね。そのときは申し込みが外部リンクでしたので、申し込みまで追いかけられなかったのですが、少なくとも広告経由で来た人の傾向はそういうことがあったので、ある程度マッチングできていたのかなと思います。

主にBtoBターゲティングでご利用いただいておりますが、ターゲティング設定についてご意見ありましたらお伺いできますでしょうか。

宮崎様:ターゲティングについては特に不満点はないですね。項目としても上から順番に設定していくというやり方なので、使いにくさはあまり感じていません。要望を強いて言うのであれば、アカウントの権限付与ができないので、関係者でしか管理できないといったところでしょうか。閲覧権限を付与できれば運用を委託することも出来るのかなと思いました。運用というところになると、CVを取りやすい傾向のユーザーに露出を絞っていくみたいなことがもし出来るのであれば良いなとは思います。

ありがとうございます。管理画面の権限設定、加えてコンバージョンを高めのところを配信していくような自動調整機能の様なものがあったら良いなというところでしょうか。

宮崎様:そうですね。

前者は開発項目として入っていますので、今後のアップデートで対応できるような内容であると思います。

宮崎様:個人的にはGoogle AnalyticsやGoogle広告の様な権限付与のやり方にすごく慣れているので、そういう考え方をどうしてもしてしまいますね。

管理画面関連で配信レポートも実際に利用していただいていると思いますが、そちらの操作性や表示項目などについてご意見伺えますでしょうか。

宮崎様:そうですね、これについても不満点は今のところはないかな……と思います。過去に配信した案件だけでいうと、ほかの広告とまとめてレポートを作っているので、今のところ特に不便さを感じたことがなかっただけかもしれませんが。例えば、「どこどこad」の場合はその配信のCTRやCPMなどのデータを配信先媒体別でCSVでダウンロードできたと思いますが、一式でダウンロードできましたっけ?

できないですね。1個ずつになります。

宮崎様:これはあえて要望をいうなら程度のものですが、BIツールではないですけど、一式でレポートとしてわかるようにできれば便利なのかなというぐらいですね。

ありがとうございます。
御社では「どこどこad」の配信結果を1個のレポートとしてお客様に提供しているわけではなく、複数の手段を行った中で、そのうちの1つのトピックとして「どこどこad」の結果を利用していただいているという形ですね。
ファイルダウンロードのインターフェースは検討させていただきます。貴重なご意見いただきありがとうございます。

宮崎様:あえて言うなら、くらいの要望なのですが。

次に、主にBtoBターゲティングでご利用いただいているかと思いますが、今後アプローチしていきたいセグメントなどターゲティング条件についてご意見あればお伺いできますでしょうか。

宮崎様:企業や全業界の分類を項目分けすると、あの分け方になると思うのですが、中分類や小分類になっていくと、具体的に企業のイメージができないなと思うときはありますね。こういう項目はこういう企業のことですか、といったような問い合わせを御社にさせていただいたことは過去に何回かありますね。

実際にあまりにも細かく分類されていくと、具体的にどういう企業にリーチするのかちょっと分かりづらいということですかね?

宮崎様:そうですね、網羅的に項目を分けようとすると多分あのようになるとはもちろん承知しているのですが、具体的になるとちょっとイメージしにくいな、ということはありますね。あとは今後アプローチしたいターゲット層で今のところ多いのは衣服や医療関係の輸入業者にアプローチするということは何回かありましたが、それですと今の分類でもあるので……。強いて言うなら過去に、すごく小さいエリアの業種を絞り込んだときは在庫があまりなかったということぐらいですね。

そうですね、ターゲティング業種を絞ってしまうと、どうしても在庫が少なくなってしまうことはありますね。

宮崎様:あと最近では役職が追加されたましたっけ?

はい、オーディエンス属性で追加されました。

宮崎様:BtoB向けの広告にしようとすると、やっぱり決裁者にアプローチしたいので、そういうところはすごく助かっています、ありがとうございます。

役職などのオーディエンス属性もご利用いただいているという感じですね、 ありがとうございます。

宮崎様:今思いつくのは大体そのような感じです。

ありがとうございます。最後に今後「どこどこad」や、弊社へのご要望がありましたら教えていただけますでしょうか? 

宮崎様:広告代理店の立場から言うとクリック率やコンバージョン率が上がればいいのかなと思います。決してそれがすべてではないのですが……。

大事なところですね。

宮崎様:そもそものアプローチ方法は色々あると思うので、その辺りの改良があればすごくありがたいなと思います。別の話で、GDPRやiOSのIDFA取得制限、Chromeのサードパーティークッキーへの制限などウェブ広告も転換期を迎えている気がするので、そういうところにも対応できるように出来ればとは思います。

「どこどこad」の配信システム自体はCookieは使用せず、弊社の「SURFPOINT」のIPアドレス情報をもとにターゲティングしているので、近年のCookie規制の動きは直接影響を受けない状況ではあります。しかし、マーケティング業界の動きを受けて弊社でも配信側だけでなく媒体側からもIP Geolocationによるアプローチが必要ではないかと考えています。そこと併せて、先ほど伺いましたコンバージョン率やクリック率の向上につながる仕組みを目指していけたらと思っております。

宮崎様:ありがとうございます。
全然「どこどこad」とは関係ないかもしれないですが、例えば他社の広告配信のサービスで誇大広告や差別的な広告の配信を停止するよう掲載基準を引き上げたり、最近ですとYahoo!も広告審査で約1億7千万件のクリエイティブを非承認にしたというレポートが発表されていました。
先ほど言ったことと矛盾しているかもしれませんが、ウェブ広告というのはクリック率やコンバージョン率を求めすぎるとルールがない世界になってしまい、最終的にはあまりユーザーにとって良い広告がなくなったり、短期的にはクリック率が上がるかもしれませんが、中長期的にはもう広告自体が信用されなくなってしまったりしてダメになってしまうかもしれないので、バランスは難しいですけど中長期的にも広告が嫌われない世界になっていくといいなと思います。

ウェブ広告自体が嫌悪されていることは確かにあると思います。ユーザーがどのCookieの取得を許可するか、今はウェブサイト上で選べることが多いですよね。あれが意図しない広告が表示されているからオプトアウトの機能を利用しよう……といった、本来の意味とは違う形で使用されているという話も聞きました。ユーザーの意識改善などに弊社のサービスでも取り組んでいけたらと思っております。

宮崎様:あと一言だけ。
弊社では「どこどこad」はBtoBで活用させていただいているのですが、BtoB商材は嗜好品の様に気分で買うものではなくニーズがはっきりしています。広告ってある種のマッチングみたいなところはあると思うので、その広告主の商材とターゲティング先の企業ユーザーのニーズがマッチングできるものが「どこどこad」であればいいのかなと思います。

そのようなサービスを今後とも目指してまいります。
ではインタビューは終了となります。
本日は貴重なお時間いただきましてありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

株式会社ライズ広告社

設立年月日 平成6年11月15日
従業員数 20人
ウェブサイトURL https://www.rise-ad.co.jp/
事業内容 ■広告の取り扱い全般
■販売促進計画の立案
■CM・グラフィック・番組制作
■イベントの企画・実施
■媒体出稿計画の立案
■市場調査・消費者調査

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